愛知県小牧市で行われる、天下の珍祭の呼び声高い「田縣神社豊年祭」をご存知でしょうか。

毎年3月15日に行われるこの祭りの文字通りの珍妙さは、私も尊敬してやまない、かのみうらじゅん氏も認めるもので、氏の著作『とんまつりJAPAN』にも取り上げられるほど知名度の高い祭りなのでご存知の方も多いことでしょう。

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田縣神社 豊年祭

という事で2011年3月15日、私 @nori510 も盟友 @beat910 と共に田縣神社豊年祭に参加してきました。

写真コンテスト入賞目的で参加!!

ただ参加するだけではツマラナイ。なんでも毎年写真コンテストが行われているらしいので、どうせならこのコンテストに応募して入賞を狙おうと言う事で、写真コンテスト入賞目的で祭りに参加しました。

写真コンテストの応募規定の抜粋を以下に記します。

応募規定
【課 題】神事の模様及び当日の神社内外のスナップ写真
     但し神威を汚すような露骨な作品は入賞より除外します。
豊年祭 of 田縣神社公式サイト

神威を汚す露骨な作品は除外。

写真は上記リンク公式サイトのTOP画像になります。この写真をトップ画像に持ってくるような祭りの中で正直何が露骨で、なにが露骨でないのか私には区別できる自信が湧いてきません。

通常の感覚で判断するなら、この祭りそのものが露骨以外の何ものでもないと思うのですが、そんな事を言っていては写真一枚すら撮ることが出来ず、コンテスト入賞が難しくなるので、私たちは心を無にして、写真撮影に徹することにしました。

が、祭り最後まで「神威を汚す露骨」という文面の真意を理解出来なかったと言う事はいうまでもありません。

それでは、今回は私が撮影してきた作品と共にこの祭りをご紹介していきたいと思います。

写真たち 撮影nori510

このお祭りは、田縣神社にほど近い「大男茎形神輿」が安置されている神社から神輿を担いで街を練り歩いて田縣神社に向かうというものでありまして、まずは「大男茎形神輿」の安置されている神社へ向かいました。

圧倒的な存在感を誇る「大男茎形神輿」が文字通りチン座


この圧倒的な存在感。しかし、地元のおばちゃんに聞いたところによると今年の「大男茎形」は少々小ぶりらしい。

この圧倒的な存在感をもってして、小ぶりとバッサリと言い放ってしまう地元のおばちゃん。コレでもかとデカイサイズを求める貪欲さ。やはりこの祭りは恐ろしい。そんな事を感じたことを思い出します。

祭壇には手持ち用の「大男茎形」がチン座。

午後二時になると「大男茎形神輿」は地元の男衆により担がれ、神輿はスタートします。

「大男茎形」はタッたと思ったら、あっと言う間にイッテしまった

男衆が神輿を担いで立ち上がったと思うやいなや、神社の階段を駆け下りて行きました。

「もうちょっと右、そうそこぉ!」とサポートを受ける「大男茎形」

急な階段を神輿を担いで降りるのは大変危険。

スタート地点の神社は小高い丘の上にあり、角度のきつい階段を「大男茎形神輿」は降りていきました。

「右みぎ、行き過ぎー、もうちょっと左、、ちがう。もうちょっと右、そうそう、そのまま真っ直ぐキテー。」と「大男茎形神輿」は多くのサポートをうけながら、階段を下って行きます。

これらの事を踏まえ、「大男茎形」コレだけのものもっておきながら、以外に経験が少なめなのかなぁと、私は個人的に判断致しました事を念の為にお伝えしておきます。

白に混じって黄色いのが出てる。その後には、赤いのまで出てくる始末。

この祭りも回数を重ねております。まぁ色々やり過ぎると、色んな事がおこりますよね。

強いこだわりを感じる本部

神社は神輿が出て行くと閑散とした厳かな雰囲気を醸し出します。

休憩がてら神社の外れのトイレに行くと、この街の祭りにかける並々ならぬコダワリを感じさせて頂けました。

用を足して、出ようとすると、

ハッキリと本部、本店の文字が。

ココに本部をもってくるこのコダワリ、さすが。思わず唸らされました。

ご神木をもって街を練り歩く巫女さん


祭壇に飾ってあった、ご神木はキレイな巫女さんらが、ヒシと両手で抱えて、田縣神社に運んでいらっしゃいました。

大変、艶やかでいらっしゃいます。

国と年齢を超えた国際祭り

ツミキのようなもので、白人のかわいい赤ちゃんをあやす姿も見られ、国際的な祭りの凄みを感じました。

ほんとうに外人のお客さんが大変多く、国際交流の豊かな街なのだなぁと感じました。

そして、何のことかはわかりませんが「クレイジー」「エキセントリック」と、祭り中絶えることのない素敵なスマイルが数多く見られ幸せでした。

お地蔵さんも見つめるそのノボリ

これを露骨と言わずなんというのか。神のみぞ知る。といった所でしょうか。

バナナチョコレートに珍宝焼き

田縣神社に神輿が到着しました。

田縣神社には出店も出店しておりまして、バナナチョコレートに珍宝焼きが並んでおりました。

ばなちん (たまつき)

もう、バナナチョコレートですらなく、「ばなちん」として売っている店もございました。

うら若き女性たちが、ニコニコしながら「ばなちん」を食べている姿には、世の末を感じずにはいられませんでしたが、それでも地球は回っていますし、きっと明日も日が昇ります。

※女性たちが「ばなちん」を頬張る写真は自粛。

終りに

こうして数年来、ずっと行ってみたかったお祭りにようやく参加することが出来て大変幸せな一日を過ごすことが出来ました。

この珍妙な祭りは、最近のニュース等に少々ヘコタレていた僕に勇気と、笑顔を与えてくれました。まだ笑えるんだぞと祭りに励まされた気がしました。そして、この祭りは「露骨」という言葉に対する大きな疑問符を残していったことも付け加えておきましょう。

紹介出来なかった写真も大量にあるのですが、撮った写真の中から、写真コンテストに入賞する写真は出てくるのでしょうか。大変楽しみで仕方ありません。ネックは「露骨」を選考委員がどう判断するかという事でしょうか。また後日コンテストの結果が出たら、詳細を記事に出来たらなと思っております。

このように素敵なお祭りが愛知県小牧市では毎年行われております。来年は皆様も是非参加なされてはいかかでしょうか。

※こんなご時世なのでupするか大いに悩みましたが、こんなご時世だからこそあえてupさせて頂きました事を追記させて頂きます。そして、今年の祭りを自粛中止とせず、シッカリと開催した祭り委員会に敬意。

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