暴飲暴食 極限の辛旨岐阜 激辛台湾ラーメンの聖地「大吉」で大暴れ
何故なのか、時として内から湧き上がる「腹いっぱいでも喰ってやる!お腹タプタプでも飲んでやる!」という魂の叫び。
人が生きていく上で決して避けては通れない魂の衝動。それが暴飲暴食である。
その厳しくも険しい「暴飲暴食」の道を、何故か極限まで追求する漢がいる。
人はいつしか、彼の事を「暴飲暴食の開祖」と呼ぶようになった。@beat910である。
今回もそんなbeat910の暴飲暴食の一ページをご覧頂きたい。
激辛台湾ラーメンの聖地「大吉」で、大吉飯を喰らう!
今回beat910が暴飲暴食の場に選んだのが、岐阜県岐阜市にある地元では大変有名な激辛店「台湾ラーメン 大吉」
翌日菊の門が必ず決壊する程の激辛ップリを誇るこの大吉で、彼がどんな暴飲暴食を魅せてくれるのか今回も楽しみだ。
勿論辛いだけでなく、「ぴあ 究極のラーメン2012」にも選ばれるほど辛旨いラーメンとして名を馳せ、度々テレビにも取り上げられている大吉。
beat910登場!
店の前で待っていると、彼がやってきた。
きっとフランス製に違いない、ど派手なアメリカンで店前に乗り付けるbeat。
なんと後ろに誰か乗せている。
フランスパンを降りると、あの暴飲暴食の大家beatがスグに深々と挨拶。あのbeatがここまでする程の漢。彼は一体誰なのか。
謎を残したまま入店
店に入ると昔話に花を咲かせる二人。
暗くてよくわからなかったがこの漢よく見ると、自称beat910の暴飲暴食の師匠というkeita910だ。
その後、極度の近視なのかメガネにかけ替えメニューをチェックするbeat。
もうランチがやっている時間ではないが、ランチがどうしても気になったようだ。
大吉飯を注文
なんとかランチは諦めてもらい、今回のお目当ての大吉の激辛名物料理「大吉飯」を注文。
まず大吉飯と共に届いたスープを、
何故かまるで盃を交わすように、呑み交わす二人。
暴飲暴食に挑む前の儀式か何かなのだろうか。
名物「大吉飯」
そしてコレが名物「大吉飯」
もやし、ミンチ、ニラ、ニンニクをたっぷり使ったスタミナご飯だ。
大吉飯の佇まいに、あの歴戦の猛者beatも驚愕。
そんなbeatを尻目に暴食を始める暴飲暴食師匠keita。beatはその姿をただただ呆然と眺める。
しかし、そこはbeat。彼も負けじとイク。
これは、自分の年収が低すぎて驚いているのではない。大吉飯の激辛っぷりにむせ返っているのだ。如何に辛いかがお分かり頂ければ幸いだ。
それでも、イクbeat。
あまりの辛さにグロッキー状態になりながらも、
そこは暴飲暴食の開祖。
暴飲暴食界の修羅が如く目を血走らせながら、気合を入れ、
ココにきて二人の暴飲暴食にスイッチが入る。
師弟関係を超えたライバル関係を垣間魅せてくれた。
辛さに苦しむ
が、辛いものは辛い。
呆然とただ見つめるほど苦しみ、
物凄い発熱を感じるほど苦しみ、
お手ふきを冷えピタ替わりにオデコに貼るほど苦しみ、
もはや瀕死状態にしか見えぬほど苦しみ抜く二人。
一体彼らを、ここまでさせる暴飲暴食とは何なのか。
大吉飯に卵投入
ココで転機が訪れる。
この店、生卵がこの様な形で店内に置いてあり、無料で何個でもラーメンや大吉飯に追加できるのだ。
この生卵を投入することで、激辛っぷりが緩和されまろやかな味わいになる。
beat910、最後の最後で生卵投入。
頭で叩き割り、
投入。
あっという間に完食!
生卵を入れるやいなや、あっという間に完食してしまうbeat。
まろやかで食べやすくなる生卵の投入を最後の最後までとっておく姿勢は、サスガ暴飲暴食家と言わざるを得ない。
keitaの食べる大吉飯を物欲しげに見つめるbeat。
彼の暴飲暴食欲は底が知れない。
恒例の暴飲タイム
ココで、beatの暴飲の時間。
暴食に対していまいち魅せ場のない暴飲。そんな暴飲に対しての彼のコダワリがこの暴飲タイム。
いつも食べ終わった最後に、ネクタイを頭に巻き水を暴飲するのがbeatスタイル。
まるで酔ったかのように水を、
一気に飲み干す。
beat暴飲暴食 その後に…
その後は、未だ食べ終わらぬkeita師匠に風を送りサポートする優しさを魅せるbeat氏。
コレが暴飲暴食家の優しさの形なのか、、ロックスターさながらに、突如レンゲでkeita師匠を盛り上げる歌を雄叫びのようにあげる、タケウチ・beat・リキ。
そんなbeatも何故かkeita師匠には頭があがらないらしく、幾分遅いkeita氏の完食にも、恐縮していた。
どうやら暴飲暴食界にも、実力では超えられない序列というものが存在するようだ。
どの世界も厳しい。
暴飲暴食 その先に見えるもの…
そんな感じで「大吉飯」を食べ終わった二人。
まだ食べ足りない!と頼んだソフトクリームを、
突如カップルのように手を交差させて食べ、
お互いに食べさせあっこしながら、
楽しんでいた。
きっと、同じ暴飲暴食の戦場に立った二人にしかわからぬ、通ずる何かがあったのだろう。
暴飲暴食界の鬼神 beat
そんな二人の様子に唖然としていた私に気づき、睨みつけ、徐に残ったソフトクリームのコーンの先をオデコにあてがうbeat氏。
オレが暴飲暴食界の鬼神だと言わんばかりの物凄い表情。
垂れてきたソフトクリームの残りなど気にする素振りも見せず最後のコーンを頬張るbeat。
この行為が何を意味するかは全くわからなかったが、兎に角暴飲暴食的なすごい何かを感じた。
きっと、暴飲暴食を舐めてもらっちゃ困るという意志の現れなのではないかと思う。
食べ終わりで冷えるbeat
大吉飯の暴飲暴食で大量にかいた汗が、ソフトクリームを食べ急激に冷えたのか、ネクタイをマフラー替わりに巻き、ガタガタと震えだすbeat。
やはり凄まじい体力を消耗したのだろう。
暴飲暴食の後遺症か、おばあちゃんの様に老けこんだbeat氏がそこにはいた。
暴飲暴食後の店先での一服
そそくさと店を出た二人は、店の前の軒先で暴飲暴食後の一服。
暴飲暴食後の一服は、至福の時だという。
本当に美味そうに一服する二人。
無言で闇に消える二人
一服し終えると、フランスパンにまたがり、
何も言わず闇に消えていく二人。
何も言わず立ち去ったbeat。
今回の暴飲暴食の果てに…
果たして再び彼の暴飲暴食を見ることは出来るのだろうか。
見終わってスグにもかかわらず、もう一度だけでもいい、彼の暴飲暴食をもう一度この目で見たいと思う私がそこにはいた。
気がつけば残された私はそんな事を考えながら、大吉から溢れる明かりを前に一人立ち尽くしていた。
結局今回も暴飲暴食とは一体何なのかはわからず仕舞いだったが、私のこの溢れ出るもう一度見たいという気持ちが、暴飲暴食の底知れない魅力を物語っている。
それにしても暴飲暴食、不思議なスポーツである。