母親のお腹から産まれ落ちたその時から、本当に自分のオリジナルと言えるもの。それは、赤ちゃんの頃の泣く事、笑う事、だけではないでしょうか。

それから人は、大きくなるにつれて実に様々なことを真似しながら覚えていきます。そして唯一のオリジナルと言える泣く事、笑う事ですら、いつしか他人を真似することで塗り替えていきます。

しかし、大人になるにつれて人は猿真似などと真似することを馬鹿にしだし、いつしか真似することを拒むようになります。

本当は、今の自分も全て真似することから始まっただけの存在に過ぎないのに。

恥ずかしがらず真似しよう

現代人は真似する事を極端に拒みすぎているのです。

それは、ベルヌ条約などで保護された著作権法が極端に真似する事を制限している影響かもしれません。

著作権法の事はさておき、真似できる事は積極的に真似していこうではありませんか。

なぜなら人は誰しも、真似することで成長してきた、生粋の真似っ子です。言わば真似する事を栄養源としてスクスクと育ってきたのです。

その栄養源である真似を絶ってしまって健全な成長を続けられるでしょうか?

答えはわかりきっていますね。真似という自己浄化作業を止めてしまっては後は朽ち果てていくだけです。

真似が新しい成長を促し、新たな何かを創り上げるのです。

大いに真似しましょう。積極的に真似をしましょう。恥ずかしがらずに。

先輩社員の話術。

上司の交渉術。

後輩社員でもイイものはいいと認め真似をする。

ビートたけしの大ヒットギャグ、コマネチだって新体操のハイレグのモノマネです。

見たまま恥ずかしがらずに真似をしたからこそあの大ヒットギャグは生まれたのです。

そう、頑なにならずに。

なんだって、気になるモノは真似をしましょう。恥ずかしがらずに。成長を止めない為にも。