何度見ても楽しい至高の映画 私的厳選おすすめ5本×4 計20本 #5movie
高校時代の特に受験シーズンは映画鑑賞に明け暮れてました。誰も遊んでくれなくて暇だったからです。
「社会の単語を必死に覚えるよりも、面白い映画一本見たほうがよっぽど勉強になるぜ。」とカッコつけておけば良かったと、今になって思います。今言ってもカッコつかないからです。どうも、@nori510です。
#5Movieとは
最近RSS feedを巡回しているとやたらと目に付く#5movie。要するに好きな映画5本の紹介ということだと思います。@RyoAnna氏のあなたの2時間を私に下さい #5movie – #RyoAnnaBlogから、多くのブロガーの方が書いていますので、私も書かせて頂きます。
というか、こうしてブログをシコシコと書いている位ですから当然、自己顕示欲が強い訳で、好きな映画なんて紹介したくて堪らない訳ですよ、私。でも、やっぱりちょっぴり恥ずかしい。それをあなたの好きな映画教えてと、レールを引いてくれる@RyoAnna師匠は流石ですよね。人の乙女心をコレでもかとクスグル術を熟知してらっしゃる。
今年2012年は、その辺の乙女心を鷲掴みにする術を@RyoAnna氏から伝授して頂きたいなと思っています。
nori510の大好きな映画 #5movie
という事で意味のない前置きが長くなりましたが、私の至高の映画5選をご紹介したいと思います。自己顕示欲が強い方で、どうしても5本に選びきれませんでしたので今回は、洋画(アメリカ)、洋画(ヨーロッパ)、邦画、アニメの4部構成で、計20本ご紹介させて頂きます。
-洋画(アメリカ)-
グーニーズ
<感想>
伝説の海賊の宝を探すキッズアドベンチャー、子供冒険活劇の金字塔。
冒険に出るべき理由、海賊の宝、偶発的な危機、おっちょこちょいキャラの最後の活躍、最後の一発逆転、ドキドキワクワク。何度みても最高の映画。
僕も落ちこぼれ少年団「グーニーズ」を結成して宝を探し回りました。結局宝は見つからなかったけど、今では探し回った思い出こそが、最高の宝物。
観る事で、その後の行動を変えてしまうモノが良い映画の一つの条件だと思うのですが、その条件満たしまくっています。
<映画詳細>
1985年/アメリカ/111分/
<監督>リチャード・ドナー
<製作>スティーヴン・スピルバーグ
<脚本>クリス・コロンバス
<主演>ショーン・アスティン,ジェフ・コーエン 他
17歳のカルテ
<感想>
スザンナ・ケイセンの自伝的小説の映画化で、精神病棟を患者視点で描いた作品。
アンジェリーナ・ジョリー演じるリサがクレイジーでほんとに素敵。この映画以上にイカした彼女を知りません。ちなみにこの映画でアカデミー助演女優賞を受賞してます。
17歳の時に観たのがまた良かったと思わなくもないけど、大好きで何度も見ました。小説も即買いしました。もう一度だけ言わせて貰うと、アンジー(略称)がほんとにイイです。
<映画詳細>
1999年/アメリカ/127分/
<監督>ジェームズ・マンゴールド
<製作総指揮>ウィノナ・ライダー
<脚本>ジェームズ・マンゴールド
<主演>ウィノナ・ライダー,アンジェリーナ・ジョリー 他
アメリカンヒストリーX
<感想>
アメリカの抱える人種問題や、貧富の差などを描いた作品。
エドワード・ノートンがほんとにカッコ良かった。あんまりカッコ良過ぎるから、見た後スグに映画中のエドワード・ノートンを真似て僕も坊主にしました。やっぱり、エドワード・ノートンみたいにはなれなかったけど、それぐらい素敵で大好きな作品。
<映画詳細>
1998年/アメリカ/119分/
<監督>トニー・ケイ
<製作総指揮>ビル・カラッロ
<脚本>デイヴィッド・マッケンナ
<主演>エドワード・ノートン,エドワード・ファーロング 他
評決のとき
<感想>
人種差別問題が絡んだ事件の裁判を通して描かれるサスペンス。
白人と黒人の社会の格差や偏見を描いている作品で、人種差別に立ち向かった弁護士が裁判で最後に発した発言で奇跡が起きる。その最終弁論の発言の為の150分と言っても過言ではない。一度観て欲しい作品。
<映画詳細>
1996年/アメリカ/149分/
<監督>ジョエル・シュマッカー
<原作>ジョン・グリシャム
<脚本>アキヴァ・ゴールズマン
<主演> マシュー・マコノヒー,サミュエル・L・ジャクソン,サンドラ・ブロック 他
BUFFALO66
<感想>
監督も脚本も主演も音楽も全部ヴィンセント・ギャロのオフビートな人間ドラマ。独特の色彩、カメラワーク。なんて独善的なナルシスト映画なんだ!!と思いつつも、悔しいけどカッコよくてやられてしまった。キャッチコピーは「最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた」で、ほんと主人公最低なんだけど、でもダメやっぱり好きなんだ。
何故か何回も見たくなってしまうから不思議な映画です。
<映画詳細>
1998年/アメリカ/118分/
<監督>ヴィンセント・ギャロ
<製作>クリス・ハンレイ
<脚本>ヴィンセント・ギャロ
<主演>ヴィンセント・ギャロ,クリスティーナ・リッチ 他
-洋画(ヨーロッパ)-
ノッキン・オン・ヘブンズドア
<感想>
余命幾許もないと宣告を受けた、海を見たことがない若者2人が海を見るために病院を脱走し、盗んだ車で走り出す。バイクじゃないけど、尾崎豊も納得のはずのロードムービー。
ウォッカ、レモン、ソルト。「天国じゃみんな海の話をするんだぜ。」ボブ・ディランの名曲「Knockin’ on Heaven’s Door」
エンディングでは、世界最小の海に瞳が溺れる事請け合いです。僕の瞳から止めどなく流れる海水も、やっぱりしょっぱかったです。
<映画詳細>
1997年/ドイツ/119分/
<監督>トーマス・ヤーン
<製作>ティル・シュヴァイガー
<脚本>トーマス・ヤーン
<主演>ティル・シュヴァイガー,ヤン・ヨーゼフ・リーファース 他
ロックストック
<感想>
正式名、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」タイトル名の長さに反比例して、作品はあっと言う間の107分でスピーディーな上に濃厚なクライム・ムービー。
主人公がクレイジーでイカします。フラッシュムービーのようなカメラワークが素敵で、バラバラに展開されるストーリーが最終的に一本のストーリーに集約されて繋がるときの気持ちよさは、セガサターンの名作ゲーム「街」以上。
<映画詳細>
1998年/イギリス/107分/
<監督>ガイ・リッチー
<製作>マシュー・ヴォーン
<脚本>ガイ・リッチー
<主演>ニック・モラン,ジェイソン・ステイサム 他
ニュー・シネマ・パラダイス
<感想>
単館上映の興行成績は12年現在も未だ破られない、名作中の名作映画。
もう戻ることの出来ない日々、郷愁の想い。いくら切望したとして不可逆な時間は決して覆らない。ラストはやっぱり泣いてしまう。
映画が人々のパラダイスだった時代、映画館は「Cinema Paradiso」これは覆りようがない。至高の映画、これも覆りようがない名作中の名作。
<映画詳細>
1989年/イタリア/155分/
<監督>ジュゼッペ・トルナトーレ
<製作総指揮>ミーノ・バルベラ
<脚本>ジュゼッペ・トルナトーレ
<主演>フィリップ・ノワレ,ジャック・ペラン 他
ミツバチのささやき
<感想>
主演のアナ・トレントのかわいさは伝説的。スペインの美しい背景と共に映るかわいいアナ・トレント。ビクトル・エリセ監督作品。
静かに淡々と綴られていく繊細で詩的な映画。ずっとAmazonマーケットプレイスでプレミアム価格で取引されていたけど、それでも欲しいと思っちゃうくらい大好きな映画。ちょっと前にビクトル・エリセDVDボックスが出て、今は値段は落ち着いてます。
<映画詳細>
1973年/スペイン/99分/
<監督>ビクトル・エリセ
<製作>エリアス・ケレヘタ
<脚本>アンヘル・フェルナンデス・サントス, ビクトル・エリセ
<主演>アナ・トレント ,イサベル・テリェリア 他
パリ、テキサス
<感想>
テキサスを一人放浪し、別れた妻を探す旅をするヴィム・ヴェンダース監督作品。
ストーリーは単純で147分とちょっぴり長いんだけど、こんな濃密な147分他にない。風俗店でマジック・ミラー越しに妻と再開するシーン。ぎこちない会話。二人の隔たりを感じずにはいられない素晴らしい演出。ほんとに名シーンだと思います。
<映画詳細>
1984年/フランス/147分/
<監督>ヴィム・ヴェンダース
<製作総指揮>アナトール・ドーマン
<脚本>クリス・ジーヴァニッヒ
<主演>ハリー・ディーン・スタントン,ナスターシャ・キンスキー 他
-邦画-
鮫肌男と桃尻女
<感想>
望月峯太郎の同名漫画の映画化作品。
映画独自の解釈で、漫画にはない面白さがあります。ヒットマン役の我修院達也の眉毛が以上に気になる。あんな眉毛のヒットマンに狙われたら、ただじゃすまないと思って観ていたら、やっぱりただじゃすまなかったです。
石井克人監督作品はどれも楽しくて大好きだけど、やっぱりコレ。今はココリコ田中直樹の奥さんの、小日向しえがすごく可愛いいです。
<映画詳細>
1999年/日本/106分/
<監督>石井克人
<製作>東北新社
<脚本>石井克人
<主演>浅野忠信,小日向しえ 他
イン・ザ・プール
<感想>
奥田英朗の同名小説の映画化。
奥田英朗小説大好きで、尚且つ「時効警察」の三木聡監督ということで、期待しっぱなしで見たけど、期待値の斜め上をいっていました。
主役の伊良部医師役の松尾スズキは、僕の原作イメージと違ったけれど、コレがまたイイ。こっちもこっちで非常にイイ。
三木聡監督作品はホント外れなしで全部(・∀・)イイ!!
<映画詳細>
2005年/日本/101分/
<監督>三木聡
<製作>日本ヘラルド映画
<脚本>三木聡
<主演>松尾スズキ,オダギリジョー 他
かもめ食堂
<感想>
フィンランドはヘルシンキを舞台にゆったりした空気が流れる、心地よいティーブレイクの様な作品。
フィンランド?ヘルシンキ?どこにあるかもわからなかったけど、見終わった後にはすぐに、フィンランドフリークになりました。
オーロラ、サウナ、かもめ食堂。フィンランドの3大名物になり得る映画だと思ってます。
荻上監督の作品にはヤラれまくってます。
<映画詳細>
2006年/日本・フィンランド/102分/
<監督>荻上直子
<製作>かもめ商会
<脚本>荻上直子
<主演>小林聡美,片桐はいり,もたいまさこ 他
みんなのいえ
<感想>
三谷幸喜監督の三谷劇場バリバリの作品。
「ラジヲの時間」もいいけど、「みんなのいえ」もgood。
たとえ、我が家であっても家は、みんなのものなんだなと、改めて思わせてもらいました。家は天下の回り物。きっとそうなんだと思い知りました。
家をめぐってのみんなのドタバタっぷりはホント心地いい。何度も見たくなる映画です。
<映画詳細>
2001年/日本/115分/
<監督>三谷幸喜
<製作>宮内正喜,高井英幸
<脚本>三谷幸喜
<主演>唐沢寿明,田中直樹 他
サマータイムマシンブルース
<感想>
劇団ヨーロッパ企画の戯曲を本広克行監督が映画化。
SFの代名詞、タイムトラベルを軸に展開されるコメディーで、タイムトラベルの期間は昨日と今日。時空移動と壮大でありながら、些細でごく個人的なタイムトラベルが、観ていてとても楽しめます。107分という時間も相まって構えず見れて心地いい笑いを誘われます。
<映画詳細>
2005年/日本/107分/
<監督>本広克行
<プロデュース>本広克行
<脚本>上田誠
<主演> 瑛太, 上野樹里 他
アニメ
耳を澄ませば
<感想>
15歳でこんな恋愛が僕もしたかった。
憧れをこじらせて、僕の初東京は青春十八切符で、多摩市そして武蔵野市へ。居ても立ってもいられなくなって、「耳すま」のモデル地になったという噂の街へ行きました。噂を聞いた翌日の始発に乗って。あの坂道を見上げた時はもう…。
最初は違和感しかなかった、雫のお父さんの声も、何度も見るとだんだん、味が出ていい声になってきます。
何度観ても、甘酸っぱい二人にハートの奥がヒリヒリと焦がれてしまう映画です。
<映画詳細>
1995年/日本/111分/
<監督>近藤善文
<製作>スタジオジブリ
<脚本>宮崎駿
<主演>本名陽子,高橋一生 他
ドラえもん日本誕生
<感想>
もうほんと何十回も見ました。文字通り、ビデオが擦り切れるまで。多分何度も見ていたあの子供時代に、僕の中の日本は誕生したんじゃないかと思います。
何度見たって、ワクワク感が止まらない。ワクワク感と言う感情を知った作品と言っても過言ではない。「雲の王国」のワクワク感は異常だけど日本誕生もヤバすぎる。
10数年経って、尚ワクワクしてしまう。ヤバイ、また観たくなってきた。
<映画詳細>
1989年/日本/98分/
<監督>芝山努
<製作総指揮>藤子・F・不二雄
<脚本>藤子・F・不二雄
<主演>大山のぶ代, 小原乃梨子 他
時をかける少女
<感想>
筒井康隆の同名SF小説が原作のアニメ映画。
何度もリメイクされるこの超有名作品は、アニメになってもいいんですよね。やっぱり時は過ぎていく為のものじゃなくて、かけまわる為のものですね。気持ちイイ位に少女が時をかけまっくていてGOODな映画です。
<映画詳細>
2006年/日本/98分/
<監督>細田守
<製作総指揮>角川歴彦
<脚本>奥寺佐渡子
<主演>仲里依紗,石田卓也,板倉光隆 他
パプリカ
<感想>
筒井康隆の同名SF小説のアニメ映画化。
夢を共有する装置を使ったサイコセラピー。夢が現実と共存していく。マトリックス的な、夢のような映画。
今は亡き、今敏監督作品。
夢が何で、現実がなにか。僕はわからなくなりましたが、面白かったです。
<映画詳細>
2006年/日本/90分/
<監督>今敏
<販売元>ソニー・ピクチャーズ
<脚本>水上清資・今敏
<主演>者 林原めぐみ,古谷徹 他
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊
<感想>
アメリカ・ビルボード・ビデオセールスで邦画史上初の週間売上1位にランクされたSFアニメ映画。
「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟も強い影響を受けていると公言しているように、映像やアクションや原作当初の先鋭的なSF感もとんでもなく凄いです。が、いくら世界が電脳化していき近未来的に高度化されていっても「人」としての「想い」「悩み」「悲しみ」「儚さ」はつきまとい、「情報はあくまでも情報でしかない」と思わずにはいられない、その描き方が実に素晴らしいと思います。
1995年/日本/85分/
<監督>押井守
<原作>士郎正宗
あとがき
という事で、私の好きな映画計20本の紹介でした。