AよりCよりBが好き。@nori510です。

B位がやっぱり程良くて、丁度よくて、心地いいですよね。落ち着きますね。

という事で、東海B級スポットの聖地の呼び声高い、あの天下分け目の関ヶ原にある「関ヶ原ウォーランド」にジョン・小川と共に行って参りました。

その1:B級スポットの聖地!!稀代のコンクリ人形作家「浅野祥雲」作のコンクリ人形が嫌になる程大量な関ヶ原ウォーランドに行ってきた!!その1

関ヶ原ウォーランドに行ってきた

ここ関ヶ原ウォーランドは約30,000㎡の敷地内に実物大の武将像を配し、旗指物・陣幕などを再現しているという並外れたスポット。

戦国武将のコンクリ人形が大量に配置された敷地を歩くことで、あたかも関ヶ原の合戦をど真ん中で体験しているような雰囲気を楽しめるという、ただのB級スポットと簡単にくくってしまうには、些か勿体無い素晴らしい施設でした。

この施設の素晴らしさは言葉を超えた所にあると思うので、写真を多めに各シーンに分けてご紹介していきたいと思います。

初っ端からテンションMAX「関ヶ原ウォーランド」の件

足を踏み入れてすぐの所に、吉川広家が腕組で佇んでいます。あの吉川元春の三男で、裏切り者で名高い男、吉川広家。何を隠そうあの吉川晃司の先祖です。

き、きっ、吉川晃司(の先祖)だー!!モニカー!!」テンションは最初からMAX。

よく見つめると、どことなく吉川晃司を彷彿とさせる。

そして、出てくる出てくるコンクリ人形の武将たち。毛利秀光(元就の4男)だ!!あんまり知らんけど。

安国寺恵瓊だ!!いや、全く知らん!!

正直、親の毛利元就と長宗我部元親しかあんまりわからんかった。

「関ヶ原ウォーランド」に来れば、なんとなくもっと信長の野望シリーズをやっておけばよかったと後悔する事うけ合いの優良施設だぞ!

僕は親になったら、子供には「信長の野望シリーズはやっときなさい」とアドバイスしようと密かに誓いました。戦国無双シリーズではダメなんだよ。

管理の行き届いた優良施設「関ヶ原ウォーランド」の件

ウォーランド内を進むと、下記のような形で草木に隠れ身を潜める武将が少なからずいた。

前から見るとこんな感じだ。

関ヶ原ウォーランド」サイドのイキな計らいで、関ヶ原の合戦を忠実に再現しようとしての事だろう。そう思いたい。

草木に隠れて身を潜め、敵を強襲する為だと。それを表現したのだと、そう思いたい。

激しい戦で折れた刀を表現しているのだと、そう願いたい。

むき出しになった錆びた鉄はご愛嬌だと、見て見ぬ振りしたい。

荒れ放題の様に見える木々も忠実に当時の関ヶ原を再現していると、思わずにはいられない。

草木の生い茂った場所に身を潜めるのも、戦に勝つためだと、そう信じたい。

意図があっての事だと、そう信じてあげたい。

コレだけ管理の行き届いた施設もそうあるまい。

人は、たとえわかっていても信じ続けなければイケナイことがある。そんな信じる心を学べる施設「関ヶ原ウォーランド」やっぱりB級スポットなのだ。

乗れる馬もある優良施設「関ヶ原ウォーランド」の件

その1でお伝えして中途半端になっていた、乗れる馬の件、その後ほんとにありました。

脚立がないと乗れないという趣旨が書いてあるのだけど、周りを見渡しても脚立が見当たらないというB級っぷり。さすがやで。

ジョンが、どこからともなく馬に乗るための脚立を見つけてきたが、一体どこから持ってきたのかはその後も謎のままだった。

馬にも乗れる。

どこにあるかわからない脚立さえ探せば、「関ヶ原ウォーランド」はコンクリ馬にも乗れる優良施設だぞ!!

徳川家康の陣地は非常にダーティー「関ヶ原ウォーランド」の件

徳川家康の陣地に足を踏み入れた我々。

陣幕の中には武将が軒を連ねている。

家康公はこの顔である。コワイ。明らかに怒ってる。

ソレもその筈で、徳川家康の前には湯浅五助の首が。湯浅五助は大谷吉継の配下で、関ヶ原で大谷隊が全滅し主君大谷吉継が切腹した後、主君の首は渡さないと吉継の首を地中深く埋めたとされる武将だ。その武将の首が徳川家康の目の前にあったのだ。

湯浅五助の首はこんな感じである。ダーティーである。ジョンもあまりのダーティーに笑っていた。

そんな合戦のダーティーで大人な一面も垣間見る事が出来る施設が「関ヶ原ウォーランド」である。

大谷吉継の切腹シーンも施設内にある「関ヶ原ウォーランド」の件

ちなみに、大谷吉継の切腹シーンを表現した場所もウォーランド内にあった。

追い詰められた智将の最期が儚くも見事に表現されていた。

勇猛果敢で威厳に満ちた鷹の羽を象徴とした「違い鷹の羽」の紋と、この充血した眼が大谷吉継の思いの深さを、無言で物語る。

間違っても、こんな所で休息などとってはダメである。

涙無くしては語れない、大谷吉継の最後が表現され、あわよくばソコで休息までとれてしまう施設が「関ヶ原ウォーランド」だ。

徳川陣地には有名人が一杯「関ヶ原ウォーランド」の件

徳川陣地には黒田長政に、井伊直政に、歴史に名を残す有名武将が一杯でやっぱりテンションが上がった。

中でも、この名を聞いて血がたぎらぬ男はいないだろう。

穂先に止まった蜻蛉(とんぼ)が真っ二つになったという逸話の残る6mもあろうかという長槍「蜻蛉切」を自在に操り、生涯において参加した合戦五十七回、いずれの戦いにおいてもかすり傷一つ負わなかったという天下無双の男、本多忠勝。

「家康に過ぎたるもの」と称されたあの伝説の男も、家康の陣中にいた。

なんだか、このコザッパリしたB級感にちょっとだけガッカリしたのは秘密だ。

私から偽りない形でお伝えするならば、戦国無双シリーズとか、呂布並みに美化され過ぎた本多忠勝のイメージで望むとガッカリ感が半端ないぞ。

がこれは裏を返せば、美化された戦国武将イメージを良い意味でぶち壊してくれる優良施設だということだぞ。

岐阜県のTV局が取材!石田三成の陣地の件

お目当ての一つはやはり、西軍「石田三成」の陣地。

なんと、たまたまか岐阜県の地方TV局が入っていて、石田三成の陣地前はカメラ取材中。

お構いなしに石田三成の前に進むと、「ごめんなさーい。ちょっと撮影中なので少しだけ待ってもらえますかー。」と言われ、暫く待っても終わらなかったので石田三成は見れず仕舞いだった。

「関ヶ原ウォーランド」はやっぱり、TVという最大のマスを最優先する、今後の施設運営もしっかり見越した賢明な施設だぞ。

素敵なコンクリ人形がいっぱい「関ヶ原ウォーランド」の件

ほんとに大量のコンクリ人形が並んでいる「関ヶ原ウォーランド」

こんな感じの表情豊かな武将がいたり、

戦真っ只中の、マウントポジションの武将がいたり、

いまいち、締りのない顔で陣頭指揮を執っている武将がいたり、

馬に振り落とされて、落馬真っ只中の武将がいたりと、

コンクリ人形の表情、行動、仕草は千差万別。

「関ヶ原ウォーランド」は色々なシチュエーションの武将達を見るだけでとっても楽しめる施設だぞ。

思った以上に広い「関ヶ原ウォーランド」の件

施設内は予想以上に広い。

こんな感じで広大な土地に大量にコンクリ人形が配置されている。

こんな感じだ。

こんな感じだぞ。

こんな感じなんだぞ。

「関ヶ原ウォーランド」は広大な土地にコレでもかと大量にコンクリ人形が並べられていて、油断してかかると面食らってしまう施設だぞ。

様々な体験を楽しみながら出来る「関ヶ原ウォーランド」の件

とってもユニークな武将たちが大量に配置されているのは先程お伝えしたばかりだが、この豊富な人形で様々な体験を楽しみながら出来るぞ。

※人形保全のためにコンクリ人形に触れることは出来ません。

槍を突き出した武将の槍に刺され、足元から崩れ落ち、

バタリと倒れる事を体験出来る。

鉄砲隊の一員になりすまし、南ちゃんを探せを楽しみながら、鉄砲隊を体験する事も出来る。

討ち取られた首の下で倒れる体験も出来る。

許しを乞う相手に対して、無慈悲に一刀両断!を体験することも出来る。

この様に楽しみながら様々な戦場ならではの体験が出来る優良施設だ。

があまりに大量のため、帰る頃にはスッカリ戦国のコンクリ人形にも慣れ、

今にも襲いかかってきそうな武将を素通りしてしまいかねないので、注意してくれ。

あまりの大量っぷりに疲れてしまうから。

終わりに

と言うように本当に素敵なB級スポットだった「関ヶ原ウォーランド」

B級スポットとは何たるかという事を、コレでもか!!とヒシヒシと伝えまくってくる「関ヶ原ウォーランド」B級スポット感を大量に身体に浴びられる為、B級スポット英才教育の場としてもうってつけだろう。

コレが、東海随一と名高いB級スポットか。

信長の野望で歴史を改めて学んで、また来たい。今度は気後れしないように気力満点で望みたい。