DJIの新ドローン sparkで初めて空撮してきた感想
世界No.1のドローン企業DJIの新型ドローン”spark”が6月15日より発売が開始されました。
「革新的な技術を搭載した手のひらサイズのミニドローン」という僅か約300gの重量で、手の動きでドローンを操作できるハンドゼスチャー機能や、ワンタッチで自動飛行し使いやすい映像が簡単に撮影できるクイックショットモードなどを搭載するドローン。
価格も本体のみ65,800円(税込)と、同社ドローン群の中でも安価な価格設定で手が出しやすい。
という事で、以前からドローン映像に憧れがあった僕も初めてのドローンとしてこちらを購入してみました。
初めて買ったドローンspark、同機種を使って初めて空撮してみた感想です。
思った以上の安定性!操作も簡単で感動!
到着した本体の箱を開封しようと持ち上げてみると「こんなに軽いんだ!」と、その箱の軽さにまず驚きました。
早速開封して、手のひらサイズで300gというドローン実物を目の前にしてみると、ホントに軽くて小さい本体のおもちゃ感の強さに「コレが果たして空を自由に飛べるのか!?」と疑いたくなってしまいました。
まずはバッテリーの充電。本体から付属のmicroUSBケーブルで充電するのですが、ドコを探してもケーブルの端子穴がない。
必死に探すと、SPARKの文字が書かれた部分がゴムパッキンになっており、開けるとmicroUSB端子とmicroSDカード端子が隠されていました。
早速充電を済ませて早速、空撮に行ってきました。
ドローン規制について
空撮の前に、ドローン規制について。
2015年12月10日の航空法改正「無人航空機(ドローンやラジコン機等)の飛行ルール」により、200g以上のドローンは飛行して良い場所や高さに規制があり、150m以上の高さや空港周辺、人口集中地区などは国土交通大臣の許可を受ける必要があります。
また、飛行の際のルールも下記のように決まっています。
飛行させる場所に関わらず、無人航空機を飛行させる場合には、
日中(日出から日没まで)に飛行させること
目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
爆発物など危険物を輸送しないこと
無人航空機から物を投下しないこと
自由に飛ばすことができないのは非常に残念ですが、ルールを守って安全に飛ばすことが必要なので、上記内容は頭に入れておかなければいけません。
空撮してきた動画
という事で、初めての空撮に出かけてみました。その様子を動画にしてみましたのでよろしければ参考に御覧ください。
2回目の空撮の動画
ドローン映像の撮影にも行った一日の動画
スパークを使ってみた感想
初めて、DJI Sparkを飛ばしてみて思ったことを箇条書きにすると、
・思った以上に安定して操作も簡単
・カメラはまぁまぁ良い
・2軸手ブレ補正もいい感じ
・バッテリー足りない。。
・送信機はいる。
・Spark FLY MORE コンボの方が良い
・もう少し出して、MAVIC Proでも…
という感じです。
順にみていきます。
思った以上に安定して操作も簡単
300gの手乗りサイズのドローンということで、飛行時の安定感などはなんとなくおもちゃレベルなんだろうなぁとあまり期待していなかったのですが、良い意味で思いっきり想像を裏切ってくれました。
ホバリングもとても安定しているし、少々の風を受けてもしっかりとその場にとどまってくれます。
操作の反応も機敏で思い描いた通りに動いてくれて本当に感動しました。
初めての飛行でも、全くと言っていいほど不安なく簡単に操作することができました。
カメラはまぁまぁ良い
1/2.3インチセンサーのカメラは最大1080p 30fpsの動画と1200万画素の静止画の撮影に対応。
解像感はまぁまぁで、綺麗に見える映像が撮れます。
ただ欲を言えば、動画の4Kはダメでも1080p 60fpsには対応していればなぁというのが正直な感想。
2軸手ブレ補正もいい感じ
他製品に搭載されているような3軸のジンバルではなく、このsparkは2軸で補正するタイプになっています。
撮影時のカメラのブレの軽減が弱くブレブレの映像になってしまったらどうしようと思ったのですが、この心配も杞憂に終わりました。
心配していた様なブレはほぼなく、ブレのないヌルーっとした気持ちのよい映像が撮れました。
バッテリー足りない。。
バッテリーは飛行時間15分。実際に空撮していると10分程でバッテリーがなくなってしまう感じです。
こうして、ああして、とモタモタしているとあっという間にバッテリー切れでオシマイ。になってしまいます。
もう少し粘ってくれると最高なんですが、高出力で飛行時の安定性を重視しているとのことなのでコレは仕方ないでしょうか。。
流石に物足りないので、予備バッテリーは必須アイテムだと思います。
送信機は欲しい。
Sparkの単体製品(65,800円)には、ドローンを操作するリモコン送信機が付属されていないので、操作はハンドゼスチャーか、スマホなどとのwi-fi通信操作になるのですが、スマホ操作だと最大距離が100mに制限されています。
初めはまぁ100m離れられれば十分かなぁとも思いましたが、使ってみるとやっぱりもう少し離して飛ばしたくなります。
ビューっと飛ばすと、あれもう100mか。と少し物足りなく感じてしまいますので、送信機も必須のアイテムだと思いました。
Spark FLY MORE コンボの方が良い
上記の予備バッテリーは欲しい、送信機もいるとなるとspark単体で買うよりも、予備バッテリーも送信機もセットで付いてお得なSpark FLY MORE コンボ(91,800円)の方が断然良い。
僕が予約した時は売り切れていて予約できなかったので、単体で購入しましたがもしコンボパックがあればコッチを買えばよかったなぁと思います。
ちょっと遊んでみたい!という気持ちでまぁ単体でもいいかと買ってみましたが、やっぱり買うならコンボパックだなぁと思いました。
もう少し出して、MAVIC Proでも…
sparkのサイズが小さいとは言えどちらもドローン規制の対象内の重量はあり、MAVIC PROは羽を折りたたんで収納できるので持ち運びに飛行時のサイズ感程の違いはない。
比較的コンパクトで、飛行が30分ほどできて、4K動画の撮影にも対応していて最大4kmの伝送距離と、MAVIC PROでも良かったかなぁという思いも頭をよぎります。
金額とサイズとその他諸々の折り合いですが、もう少しお金を出してMAVIC PROでも…という思いもあります。
とか言いつつめちゃくちゃ気に入った!
なんて言いつつも、この初めて買ったドローンsparkもめちゃくちゃ気に入ってます。
コレを買ってから、次いつ飛ばしに行こう!とワクワクがずっと止まらない感じ。
お手軽簡単に空撮できてしまうドローンがこんなに簡単に手に入ってしまうというのは本当に良い世の中だと思います。
ドローン規制や周りに気をつけて遊び倒したいと思います。