一眼,デジカメ,スマホ,GoPro なんでもござれの電動ジンバル Zhiyun Crane-M レビュー
普通に歩きながら動画を撮るとやっぱり手ブレが酷い。
そんな時の助けになってくれるのが、電動で撮影時の手ブレを調整してブレを防いでくれる電動ジンバル。
なんとなく敷居が高そうなアイテムですが、価格もサイズもお手軽さも素人でも手が出る所までおりてきています。
そしてこれが歩き撮りのブレを防いでくれるだけでなく、色々と動画撮影の幅が広がるナイスなアイテムな訳です。
今回購入したのは、zhiyunのCrane-M。
価格も他社製品と比べると割安で、使い勝手良く簡単に使えると人気の逸品。
早速試してみたので、レビューしていきたいと思います。
動画撮影の幅が広がる! Crane-Mレビュー
智云と書いてZhiyunの電動ジンバル「Crane-M」
まず、そもそもジンバルとはwikipediaによると、
1つの軸を中心として物体を回転させる回転台の一種である。軸が直交するようにジンバルを設置すると、内側のジンバルに載せられたロータの向きを常に一定に保つことができる。例えば船舶や航空機に搭載された、ジャイロスコープ、羅針盤、焜炉、ドリンクホルダーなどが一般にジンバルを使って地平線に対して常に垂直を向くようになっている。
という事だそう。
カメラの向きを常に一定に保って振動や動きによるブレを和らげてくれる人気の高い撮影グッズです。
このcrane-Mは、3つの軸でカメラの調整をする手持ちタイプ、3軸ハンドヘルドブラシレスジンバルと言われるものになります。
幅広いカメラに対応
搭載可能重量は125g~650gまでと、GoProなどのアクションカメラからスマホ、デジカメ、スモール一眼まで幅広く載せられます。
アクションカムやスマホなんかは専用のマウントを用意すれば使用可能。
初めに搭載可能重量の中間にあたるデジカメ、僕はCanonのコンデジG7Xmark2を搭載して試してみましたが中々良い感じ。
僕の試した環境だと、sonyのミラーレス一眼α6500にkitLens16-50を付けてもいけました。
α6500は120fpsのスローモーションを撮影できるので、ジンバルとスローを組み合わせた非常に魅力的な面白い映像が簡単に撮れて楽しいです。
様々なカメラで使える汎用性が高いジンバルだと思います。
コンデジやスモールミラーレス一眼用ではなく、いかついレンズにフルサイズ一眼などは厳しいのでその場合もう一回り重量級の「Crane」というタイプもあるのでそちらを選ぶことになると思いますが、スモール一眼やコンデジやスマホでの使用に限定すれば、本体も軽く取り回しも楽な「Crane-M」が良いと思います。
中身 同梱物
製品の同梱物は以下の通り。
・本体
・グリップ部(電池を入れる)
・充電器
・MicroUSBケーブル
・電池×2
・カメラ取り付けネジ
・取扱説明書類
・収納(持ち運び)ケース
気になるのはケース。カメラに合わせてジンバルのバランスを調整したままケースに収納しようとすると、入らない所。
いちいちまた収納できる形に戻してケースに収めなければならないのは結構めんどくさいです。
初期セッティング バランス調整の仕方
モーターのパワーがあるので、適当にカメラを載っけていい加減な調整でもある程度モーターパワーで効果を発揮してくれますが、、カメラを載せる位置バランス調整をすると安定感がかなり変わります。
最初は少し手間取るかもしれませんが、やっぱりしっかりとバランスを調整して使わなければと思いました。
バランス調整といっても少し慣れてしまえば簡単なもので、手順通りやれば問題なく合わせられます。
大事なのは決まった順番通り一つずつ合わせていくこと。
合わせ方は、まずはカメラ雲台の位置を調整して、
次にジンバルの左の軸を調整
奥の軸
下部の軸と、
4点を順に調整していきます。
公式のチュートリアルも参考に。
キャリブレーションは
ジンバルの調整が使っていると段々と狂ってくるようなので、狂ってきたらキャリブレーション機能を使ってリフレッシュしてあげることになります。
スマホアプリと接続して、アプリの指示に従いながら合わせていくのですが、僕も一度やってみましたが、アプリの指示画面が非常にわかりづらい。
どの向きに固定すればよいのかと、画面とにらめっこしながら苦戦しました。
スマホアプリとの連携と機能
スマホアプリとbluetoothで接続すれば、スマホから本体のパンやチルト,モード変更が可能なリモコン操作やバッテリー残量の表示,ジンバルの細かい調整値の変更なども可能です。
接続も簡単で中々使いやすくて良いと思います。
パンやチルト スライダー映像も!
ただただ歩き撮り時の手ブレが防げるだけではなく、パンやチルト映像の安定性も手持ちで満足のいくレベルで簡単に撮れ、スライダー映像も手持ちでいける。
手持ちでいけるので、スライダー映像の自由度も高くこれはとても良いなと思います。
ジンバルを使って撮った動画
という事で、ジンバルを使ってテスト撮影をしてきました。
コレは、到着してスグに試した時の動画。
A6500+kitlensを搭載して撮った動画。
いい感じの映像が撮れないかと過ごした一日の動画。
総括
走り撮りでもかなり効果を発揮してくれてびっくりしました。
ただ、完全に手ブレのないプロ仕様のヌッルヌルの映像を撮ろうと思うと、スタビ歩きで慎重に慎重に撮らないと難しいとも感じました。
ですが、ジンバルがあるとないのとでは雲泥の差があり、雑に撮ってもソコソコいい感じの映像が撮れるのは大きいと思います。
撮影の幅を広げてくれるこんな面白いアイテムが素人の手がとどく所までおりてきており、すごい世界になっているんだなぁと興奮してしまいます。
Zhiyun Crane-M、お手軽にソコソコを求める方におすすめの電動ジンバルだと思います!