僕の住む街、愛知県一宮市木曽川町に「山力(やまりき)」という焼肉屋がある。

市外からもこの味を求めて訪れる人がいる、ちょっとは名の知れた名物焼き肉店。

昨夜、久しぶりに中学からの友人と、その彼女と3人で訪れました。

僕の住むマンションから、歩いて徒歩3分の場所にあるその店。

僕が物心がつく頃から、変わらずずっとそこにある「焼肉の山力」

中学時代、部活でヘトヘトになった帰り道、焼肉のコレでもか!という香りが換気扇から物凄い勢いで噴出する店の前を通ると、空腹に耐えられず「早くご飯が食べたい!」と疲れた身体にムチ打ち走って自宅に帰った思い出。

俺いつか、家から白ご飯だけもっていって、この店の換気扇の前で焼肉のにおいだけでかっ喰らってやろう!と思ってたよ!」「ハハハッ。いや、別に店入って肉食えよ!

他愛もない昔の思い出話しをしながら順番待ち。

結局開店時間の17時に順番待ちし始めて、店に入れたのは19時頃。相変わらずの凄い人気。

店内は換気扇が物凄い勢いで回っているにも関わらず、もの凄い煙。店内真っ白で、冗談抜きで店内を歩くと眼が痛くなるレベル。帰った後はニオイが半端無く付くので、対策のジャージで入店するのがデフォ。

取り敢えず生ビールと、牛タンから。

中学時代、部活の友だちと最後の夏の大会が終わった後にきて「まずはー、牛タンからいくんだよ。ソレが通。こうやってレモンを掛けてー…」と何も聞いてない僕にイチイチ説明してくる面倒くさい友だちに教えてもらい、初めて知った牛タンの味。

あの時はウーロン茶を飲みながら未来について語り合ったけど、今は生ビールを飲みながら、過去について語り合っている。あの時から、15年の月日が経過しているだなんて、本当に信じられない。

食の知識がない僕には、なんの種類の肉なのか、どこの部位なのかなんていう事は、今でも全然わからない。

だけど、高校時代に友達と食べにきたあの時と同じ、山力のタレの効いたあの時と同じ懐かしい肉の味だというコトだけはわかる。

そういえば大学時代、工場の清掃のバイト先の皆と給料が出た日にきた時、先輩が「山力来たら、コレだけ食っとけばイイ!」ってずっとコレばっかり頼み続けて、他の注文をさせて貰えなかったなぁと思い出してしまう、ホルモンの味。

フナイのテレビデオのような、アイワのミニコンポの様な、ソコにあって当然だったけど、いつの間にか何処かにいってしまった、なんとも言えない懐かしい味。やっぱり旨い。

きっと当初は白かったであろう天井は、長年の煙で真っ黒に変色していた。初めて山力にきた時からもう、15年経つ。もう30歳だ。

生ビール3杯で気持ちよくなって店を出る。

煙った店内の白い白い煙の先にあったのは…懐かしい過去の思い出。

いやぁやっぱり美味しかったねぇ。さぁ、また明日から仕事頑張りますか!

そして、少しの明日への活力。

今日は月曜日だったけど、祝日でお休みで頑張る仕事がなかったというのはまた別の話。

山の力、いや肉の力はやっぱり偉大だ。まだニオイが残ってる。

店舗情報

「山力:やまりき」
住所:愛知県一宮市木曽川町黒田字往還西北ノ切32-1
tel:0586-87-3341
営業時間:17:00~22:00
月曜定休